身体的能力と知覚能力の拡張による
身体の制約からの解放
誰もが、身体・脳の制約に関わらず、頭に思い浮かべた言葉や行動のイメージだけで多数のサイバネティック・アバター(CA)を連携させて、創造的な社会活動に参加できる世界の実現を目指します。この目標に向けて、心的なイメージや意図を読み取るブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の性能を向上させ社会における利活用を推進します。倫理的課題に対しても積極的に向き合いながら、BMI-CAが信頼され、新たな産業を生み出す基盤を創ります。
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非侵襲BMIによる情報や身体動作などの非接触表面情報から、脳の状態や意図といった脳情報を解読するための技術を開発し、非侵襲BMIの日常利用を目指します。
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脳の意図や概念情報を抽出して連携する数理技術、および多数のCAを同時に操作するためのAI技術を活用し、脳と脳の間で情報を直接共有できる技術の確立を目指します。
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低侵襲型BMIデバイスの開発、および意図の読み取りに必要な脳情報入力技術の開発を組み合わせ、臨床応用を含め、人間社会で十分活用できる技術の実現を目指します。
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ごくわずかな侵襲で、非侵襲型より高性能なBMI技術を開発し、既存技術では実現困難な高精度と安全性の両方を有する、新しいBMI領域を創出します。
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複数の研究開発項目に共通して必要となる基盤技術や新規技術の探索および開発を行います。さらに、BMI技術の社会受容性の向上に向けた施策を企画・推進します。