東京大学よりIoBミドルウェアチームの大泉匡史 氏(東京大学大学院総合文化研究科 准教授)らの研究成果についてプレスリリースが発表されました。
脳波はアルファ波やデルタ波といった様々な周波数を持つ振動として知られていましたが、それらが熱力学的にどのような意味を持つのかは不明でした。本研究では、エントロピー生成率を振動モードごとに分解する新たな手法を開発し、サルの脳活動データに適用しました。その結果、麻酔状態では遅い振動であるデルタ波が、安静状態ではシータ波やアルファ波など速い振動もエントロピー生成率に大きく寄与することが判明しました。
この成果は、脳波の振動が脳の情報処理にどう関わるのかを解明する手がかりとなる可能性があり、生命システムの理解に新たな視点を提供するものと期待されます。
詳細は下記プレスリリースのページよりご確認ください。
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/20241008140000.html