内閣府が主導するムーンショット型研究開発事業のムーンショット目標1の研究開発プロジェクトである「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放」(プロジェクトマネージャー:金井良太、代表機関:株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、以下、ムーンショット金井プロジェクト)では、事業者自らによる責任あるブレイン・テック(ニューロテクノロジー)製品の開発をサポートするために、関連法規やガイドライン、安全性や有効性の検証、消費者とのコミュニケーション等において配慮するべき要件を整理し、手引きとしてまとめた「ブレイン・テック ガイドブック vol.2 −責任ある製品開発の手引き−」の制作を進めております。このたび、本書を発展させるためのパブリックコメントを募集いたします。本書の原稿(案)をご覧いただき、ぜひ皆さまからのご意見、ご感想、ご批判等をお寄せいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
<パブリックコメントの投稿場所>
ガイドブック vol.2 原稿(案)をお読み頂き、お感じになられたこと・改善点につきまして、以下のURLよりコメントを送信ください。
https://forms.gle/36hB9nsSB55RWvxr6
<パブリックコメントの募集期間>
2024年4月8日(月)から同年4月29日(月)
※日本時間4月29日(月)23時59分まで受け付けます。
<ブレイン・テック ガイドブック vol.2の内容>
本プロジェクトではこれまでに、一般消費者が市販のブレイン・テック製品を正しく理解するために注意すべき事項や、事業者が研究開発を行う際に参考となる情報など、技術の現状と課題をまとめた「ブレインテックガイドブックvol.1」、ブレイン・テックの有効性と安全性に関する科学的根拠をまとめた「ブレイン・テック エビデンスブックver1」を公開いたしました。
ブレイン・テック ガイドブック vol.2は、これらの続編として、事業者が実際に一般消費者向けブレイン・テック製品の開発・販売や事業で活用をする際に配慮するべき要件について整理し、手引きをしてまとめました。具体的には、「各種法規制やガイドラインへの対応」「安全性の保証」「科学的な妥当性の保証」「消費者に分かりやすい情報開示」といった項目を設け、関連法規やガイドラインの遵守、および消費者の保護を最優先としながら、事業者自らが責任を持ってブレイン・テック製品を開発できるような内容を収録しております。
なお本書の内容は、基準や規制の代替となるものではありません。また、製品に認証を与えることを目的とするものでもありませんので、ご注意ください。本書をきっかけに、一般消費者向けブレイン・テックの基準や規格についての議論が活発化し、この分野がより良い方向に発展することを願っています。
<本件に関するお問い合わせ先>
ブレイン・テック ガイドブック作成委員会 事務局
E-mail:info_guideline@brains.link
<関連リンク>
https://brains.link/braintech_guidebook#guide_public