専門家向けシンポジウム開催のご案内
ムーンショット目標1のInternet of Brains(IoB)プロジェクトが発足して約2年が経過しました。この度、IoBでの取組を関連領域の専門家の皆様にご紹介し、多くのフィードバックをいただく機会として、「次世代脳」冬のシンポジウム2022のプログラムとして公開シンポジウムを開催させていただくことになりました。
脳科学研究領域の方はもちろん、数理科学、情報学、工学など、多様な研究領域をご専門とする皆様にもご参加いただきたいと思います。
報道機関各位
本シンポジウムは内閣府ムーンショット型研究開発制度 「目標1.2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」のプロジェクトのひとつであるInternet of Brains(IoB)プロジェクトの初めての研究成果発表の場となります。
専門家向けのシンポジウムとなっておりますが、ぜひ本プロジェクトが取り組んでいる脳神経科学やそれを応用したブレインテック(ニューロテック)、そして社会実装にむけたルール整備の取り組みまで現在の成果を広く社会の皆様に知っていいただいきたいと考えております。先日イーロン・マスク氏が創業した企業Neuralink(ニューラリンク)がサルが念じるだけでキーボードを操作し人間の言葉を入力する実験や今後ヒトへの臨床試験を半年以内に開始予定であるなどを発表し話題になりました。世界的に注目されつつある脳科学研究領域をとりまくムーンショットの取組や将来像にご興味のある報道機関はぜひお問い合わせください。
シンポジウムはZoomウェビナーで実施しますが、配信会場である九段会館テラスでの取材や研究者への個別取材も受け付けております。
取材をご希望の場合は下記詳細をご確認の上、以下の問い合わせ先にご連絡ください。
Email: iob-info@brains.link
開催概要
次世代脳冬のシンポジウム2022 ムーンショット目標1 金井プロジェクト
「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放 Internet of Brains (IoB)」シンポジウム
日時:2022年12月17日(土)10時00分〜18時00分
形式:Zoomウェビナー
対象:研究機関および企業にご所属の研究者
※要参加登録 次世代脳シンポジウム2022ウェブサイトのフォームよりご登録ください。
プログラム(予定)
開会あいさつ/ プロジェクト紹介 |
10:00-10:15 | 開会あいさつ/プロジェクト紹介 |
金井 良太 |
セッション1 IoBインターフェース |
10:15-10:20 | IoBインターフェースとは |
牛場 潤一 |
10:20-10:35 | 頭皮脳波を使ったニューロフィードバックによる神経機能修飾と脳卒中片麻痺の機能回復 |
牛場 潤一 | |
10:35-10:50 | 脳神経系可塑性の理解に基づく音楽家の限界突破トレーニングとニューロリハビリテーション |
古屋 晋一 | |
10:50-11:05 | 心と身体の無意識的な個体内・個体間調整 | 渡邊 克巳 | |
11:05-11:20 | アスリートにみる脳の可塑性と再編能力 | 中澤 公孝 | |
11:20-11:35 | 身体と時間のダイナミクスから紐解くトラウマ記憶のメカニズムと克服手法 | 小泉 愛 | |
11:35-11:45 | セッション1_Q&A | ||
11:45-12:45 | 休憩 | ||
セッション2 IoBミドルウェア |
12:45-12:50 | IoBミドルウェアとは | 笹井 俊太朗 |
12:50-13:05 | 脳ネットワークにおける情報統合 | 笹井 俊太朗 | |
13:05-13:20 | 脳情報通信に向けた共通潜在変数表現の学習 | 林 隆介 | |
13:20-13:35 | 確率的な神経ダイナミクスの制御 | 大泉 匡史 | |
13:35-13:50 | Reinforcement Learning for AI and Neuroscience | ARULKUMARAN Kai |
|
13:50-14:05 | Human-AI Integration | 暦本 純一 | |
14:05-14:20 | VR空間での時間歪曲を用いた技能獲得 | 小池 英樹 | |
14:20-14:30 | セッション2_Q&A | ||
14:30-14:45 | 休憩 | ||
セッション3 IoBコア技術/ 極低侵襲技術開発 |
14:45-14:50 | IoBコア技術/極低侵襲技術開発とは |
西村 幸男 |
14:50-15:05 | 人工神経接続による身体と心の解放 | 西村 幸男 | |
15:05-15:20 | 自由行動下霊長類からの大規模神経活動計測手法の開発 | 小松 三佐子 | |
15:20-15:35 | 侵襲型BMIの医療応用 | 栁澤 琢史 | |
15:35-15:50 | フレキシブルエレクトロニクスを活用した極低侵襲BMIの研究開発 | 関谷 毅 | |
15:50-16:05 | 現代の脳神経外科診療技術を駆使した極低侵襲BMIの研究開発 | 中村 元 | |
16:05-16:15 | セッション3_Q&A | ||
16:15-16:30 | 休憩 | ||
セッション4 共通基盤技術開発 |
16:30-16:35 | 共通基盤技術開発とは |
金井 良太 |
16:35-16:50 | AI支援型Trusted BMI-CA実現のための新規技術の探索と発掘 | 金井 良太 | |
16:50-17:05 | ブレイン・テックの有効性と安全性に関するシステマティックレビュー | 武見 充晃 | |
17:05-17:20 | 神経法学(neurolaw)の挑戦 —ブレインテックの法・倫理・アーキテクチャ | 駒村 圭吾 | |
17:20-17:30 | セッション4_Q&A | ||
ディスカッション/ 閉会あいさつ |
17:30-18:00 | 全体ディスカッション/閉会あいさつ |
金井 良太 |